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ひとにものを教えるというのは、どうも自分のできない部分やだめな部分をひけらかしているような気分になる。
自分ができていないことがわかっていて、注意すべき点を気にしているからこそ、同じようなことをするひとが目につくのだろう。
自分ができていないことなのに教えていいものかとも思うが、棚に上げている。
これだけ聞けば自分のできないことをひとにさせまいとしているようもに聞こえるが、結局自分はできていないのに無責任にあれこれ教えるのである。
教えるとは無責任なものなのだろうか。
己が見本となるのが一番だが、それでは全てのひとはあらゆる分野の専門家や第一人者になったり、教わったりしなければならないのでは。
無理だからこそ無責任な教え合いが意外と重要になるのだろう。
…本物を見るのが一番良いのは間違いないが。
…あぁー、旅してぇ。